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岩浪弁護士事務所

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カテゴリー:法律
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ビジネス・スタートアップ:ビジネスを始めるにあたって第二回

Q。知り合いの紹介で、現在営業中のレストランを買おうと思っています。どんな手続きが必要なのでしょうか。

A。現在のオーナーがどういった(法的)形式でレストランを経営しているかによって、ざまざまな買い取り方法があります。もし、レストランが会社形式で経営されているなら、会社の株を買い取るという形をとるか、会社の財産(機材等)を買い取るという形をとるかという選択があります。どちらにしろ、一番問題になってくるのは現在ある又はこれから出てくる可能性のある負債を誰がどれだけ請け負っていくかということです。カリフォルニア州では、買い手が負債責任を負わなくて良いようにするためにバルクセールと呼ばれる手続きをとることが出来ます。その手続きはカリフォルニア州条例に従って数々の段階を経て行われなければなりません。少しでも州法に従っていないところがあると後々問題が起こってきますので注意してください。またレストランの買収となると、数々のライセンスやパーミットの書き換え等も必要になってくることもあります。


Q。新しくビジネスを始めたのですが、似た名前のビジネスから名前を変えろと要求されています。私の方で名前を変えなければいけないのでしょうか。

A。全く同じ名前で全く同じ内容のビジネスをしているとなると、先にその名前を使い始めた方に名前の所有権を認められることが普通です。全く同じではなく、似た名前のビジネスや商品を扱っている場合、「似ている程度」がどのくらいなのか、ターゲットにしているお客さんの範囲はどれ位重なっているのか等いろいろな条件を考慮に入れた上で片方に所有権を認めるのか、双方に認めるのかが変わってきます。ビジネスや商品名を独自の物として扱うためにトレードマークの登録をすることも出来ます。然しながら、トレードマークの申請が認められたイコール他の人、ビジネスからのクレームに絶対100パーセント勝てるというわけではありません。


上記は一般論で、個々の状態では必ずしも適応されるものではありません。個々の状態については専門家にご相談されることをお勧めします。