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コラム Column
ドクターKimのお悩み相談
07/26/18
じんま疹 (Urticaria)
じんま疹の英語の一般名はhivesで、医学用語はurticariaです。一生の間に2割近くの人がじんま疹になると推測されています。それほど一般的な病気ですが、じんま疹を起こす原因は様々で、原因が分からないことも多いのです。中にはアナフィラキシーという、命にかかわる重症のアレルギー反応の一症状としてじんま疹が出ることがあります。
じんま疹の原因
じんま疹は、症状が6週間以内に治まる急性じんま疹と、6週間以上続く慢性じんま疹とに区別されます。
急性じんま疹で一番多い原因はアレルギーです。食べ物(ピーナッツ、卵、ナッツ類、トマト、 牛乳、大豆、魚貝類など)、抗生物質のような薬、特にペニシリン系やサルファ剤、他にアスピリン、イブプロフェンなどの薬。虫刺され、植物、花粉、ペットのふけ、ラテックスなどに対するアレルギー。膀脱炎や溶連菌などの細菌感染症や、風邪や他のウイルス感染症も原因になります。他に、物理的刺激(圧力、寒冷や温暖、運動、日光)、体温の上昇など様々な原因があります。
慢性じんま疹は、アレルギーの関与が少なく大半が原因不明で、原因不明の慢性じんま疹は特発性慢性じんま疹と呼ばれています。最近では、特発性慢性じんま疹の原因の多くが、自己免疫反応によるものではないかと考えられています。
じんま疹のメカニズム
じんま疹は、主に皮膚の血管の周辺にあるマスト細胞が放出するヒスタミンという生体化学物質により媒介されます。ヒスタミンの関与はアレルギー反応でも非アレルギー反応でも起こります。ヒスタミンは血管壁に作用して、血管の透過性を高め、血液の液体成分を血管の外に移動するのを促進します。それによってじんま疹の膨疹(ぼうしん)が起こります。また、ヒスタミンは皮膚の神経を刺激してかゆみを誘発させます。ただし、ヒスタミンの関与しないじんま疹もあります。
じんま疹の種類
じんま疹は原因によって、アレルギー性じんま疹、物理性じんま疹、コリン性じんま疹というように区別されます。
じんま疹の症状
症状としては、蚊に刺されたようなみみずばれ(膨疹)で、体のどの部分にも現れ、形を変えたり、移動したり、消えたりなどを短時間の間に繰り返します。咽頭 ・ 喉頭浮腫や呼吸器に影響がなければ、通常は命にかかわることはありません。それぞれのじんま疹の皮疹は24時間以内に消失します。他に、紅斑や円形状、地図状、線状の皮疹などもあります。通常かゆみを伴いますが、熱感やちりちり感を起こすことがあります。
じんま疹の診断
ピーナツやエビを食べた後にすぐじんま疹が出る場合など、原因が明らかなこともあれば、原因がまったく分からないこともあります。1回きりのじんま疹で、症状も軽度であれば詳しい検査をする必要はありません。食べ物アレルギーが疑われる場合は、食べた物を記録する方法もあります。ペットや動物などへの接触や薬の服用なども調べます。
診断のために、血液によるアレルギーテスト、スキンテスト、尿テストなどを行います。稀(まれ)に、原因物質によるチャレンジ試験(誘発試験)をしますが、これは、例えば食べ物が原因の場合は、その食べ物を少量食べて反応を見るのです。チャレンジテストは、アナフィラキシーが出る危険性があるので、それに対処できる環境の下でしか行えません。
じんま疹の治療
一番大切なことは、原因やきっかけになるものを同定し、それを避けるということです。例えば、食べ物が原因の場合は、その食べ物を食べないようにします。圧迫が原因の場合は窮屈な衣類は避けます。寒冷じんま疹の場合は水温が低い所で泳ぐのを避けたり、寒い時はマフラーなどをして冷たい風に触れるのを避けます。
治療には抗ヒスタミン剤を使います。処方箋(せん)のものも市販薬もありますが、日本で処方箋が必要なアレグラ、ジルテック、クラリチンといった抗ヒスタミン剤がアメリカでは市販されています。1種類の抗ヒスタミン剤で効かない場合は、2-3種類の抗ヒスタミン剤を組み合わせて使うことがあります。
重症のじんま疹の場合は一時的に経ロステロイド薬を使用します。唇や舌の腫れ、呼吸が困難になるとエピネフリン(アドレナリン)という薬剤が必要になります。アナフィラキシーの可能性がある場合は、エピペン(エピネフリンの自己注射)をいつも所持しておきます。重症のじんま疹には、他のアレルギーの薬、抗炎症薬、免疫抑制剤なども使われます。
じんま疹の原因
じんま疹は、症状が6週間以内に治まる急性じんま疹と、6週間以上続く慢性じんま疹とに区別されます。
急性じんま疹で一番多い原因はアレルギーです。食べ物(ピーナッツ、卵、ナッツ類、トマト、 牛乳、大豆、魚貝類など)、抗生物質のような薬、特にペニシリン系やサルファ剤、他にアスピリン、イブプロフェンなどの薬。虫刺され、植物、花粉、ペットのふけ、ラテックスなどに対するアレルギー。膀脱炎や溶連菌などの細菌感染症や、風邪や他のウイルス感染症も原因になります。他に、物理的刺激(圧力、寒冷や温暖、運動、日光)、体温の上昇など様々な原因があります。
慢性じんま疹は、アレルギーの関与が少なく大半が原因不明で、原因不明の慢性じんま疹は特発性慢性じんま疹と呼ばれています。最近では、特発性慢性じんま疹の原因の多くが、自己免疫反応によるものではないかと考えられています。
じんま疹のメカニズム
じんま疹は、主に皮膚の血管の周辺にあるマスト細胞が放出するヒスタミンという生体化学物質により媒介されます。ヒスタミンの関与はアレルギー反応でも非アレルギー反応でも起こります。ヒスタミンは血管壁に作用して、血管の透過性を高め、血液の液体成分を血管の外に移動するのを促進します。それによってじんま疹の膨疹(ぼうしん)が起こります。また、ヒスタミンは皮膚の神経を刺激してかゆみを誘発させます。ただし、ヒスタミンの関与しないじんま疹もあります。
じんま疹の種類
じんま疹は原因によって、アレルギー性じんま疹、物理性じんま疹、コリン性じんま疹というように区別されます。
- アレルギー性じんま疹
急性じんま疹の原因の大半はアレルギー性で、ヒスタミンやサイトカインなどの炎症を起こす生体物質が、皮膚のマス卜細胞からアレルゲンとIgE抗体の合体物に反応して放出されます。原因物質に接触してから30分以内に起こるのが普通で、貝類、ナッツ類、卵、小麦、大豆などの食べ物に対するアレルギーが多いのですが、 消化器で代謝された代謝産物に対してアレルギー反応のある場合もあります。 - 特発性慢性じんま疹
最近、特発性慢性じんま疹の多くは、自己免疫によって起こっているのではないかと考えられています。 例えば、皮膚のマスト細胞のFceRIというレセプターに対して自己抗体を形成して、慢性のじんま疹が起こる場合があります。また、橋本病など他の自己免疫疾患を持っていることも多いのです。 - 物理性じんま疹
暑さ、寒冷、温暖、圧迫などの物理的刺激によるじんま疹です。例えば、皮膚をこすったり、 掻(か)いたりすると出るじんま疹は皮膚描記症と呼ばれ、これが最も一般的な物理性じんま疹です。 圧迫や締め付けで起こります。 例えば、ベルトや締め付ける衣服を着用した後などに赤い膨疹が出てきます。足の裏のように継続的に圧迫される個所にじんま疹が出ることもあります。 - 圧迫によるもの
きつめの衣類やベルトの着用、歩行、硬いところで座るなどで圧迫があると、その圧迫のあった場所にじんま疹が出現します。手、足、体幹、おなか、おしり、脚、顔などに主に起こります。 - 寒冷じんま疹
寒冷に曝(さら)されると起こります。冷たい飲み物を一気に飲むと喉に浮腫を生じ、 呼吸困難になることがあります。冷たい水に触れたり、冷たい水の中で泳ぐとなるので、急に水に飛び込むと重症の反応が起こる可能性があり危険です。 - 日光じんま疹
日光によるもので、日光に曝されると数分以内に発症します。日光に触れなくなると数分から数時間でじんま疹は消えます。1日以上続くことはあまりありません。ガラス越しに日光に曝されてもじんま疹は起こりません。 - 水によるじんま疹
水に接触して起こります。じんま疹は数分から15分以内に発症し、2時間以内には消退します。 ヒスタミンの関与以外の原因が考えられているので、 抗ヒスタミン剤は効果がありません。 - 運動誘発性じんま疹
運動を始めてから30分以内にじんま疹、かゆみ、呼吸困難、血圧低下などの症状が出ます。 重症の場合はショック状態や死に至ります。ジョギングが最も一般的なこのタイプのじんま疹を起こす運動です。運動誘発性じんま疹は、時々、小麦や貝類などを食べて30分以内に運動する時だけに起こることがあります。 このじんま疹の場合、運動だけや、そうした食べ物を食べただけではじんま疹は起こりません。 - コリン性じんま疹
発汗、運動、熱いシャワ ー、不安などによる体温の上昇がきっかけで起こります。運動誘発性じんま疹は体温の上昇で起こるわけではないので、この点がコリン性じんま疹と違うところです。
じんま疹の症状
症状としては、蚊に刺されたようなみみずばれ(膨疹)で、体のどの部分にも現れ、形を変えたり、移動したり、消えたりなどを短時間の間に繰り返します。咽頭 ・ 喉頭浮腫や呼吸器に影響がなければ、通常は命にかかわることはありません。それぞれのじんま疹の皮疹は24時間以内に消失します。他に、紅斑や円形状、地図状、線状の皮疹などもあります。通常かゆみを伴いますが、熱感やちりちり感を起こすことがあります。
じんま疹の診断
ピーナツやエビを食べた後にすぐじんま疹が出る場合など、原因が明らかなこともあれば、原因がまったく分からないこともあります。1回きりのじんま疹で、症状も軽度であれば詳しい検査をする必要はありません。食べ物アレルギーが疑われる場合は、食べた物を記録する方法もあります。ペットや動物などへの接触や薬の服用なども調べます。
診断のために、血液によるアレルギーテスト、スキンテスト、尿テストなどを行います。稀(まれ)に、原因物質によるチャレンジ試験(誘発試験)をしますが、これは、例えば食べ物が原因の場合は、その食べ物を少量食べて反応を見るのです。チャレンジテストは、アナフィラキシーが出る危険性があるので、それに対処できる環境の下でしか行えません。
じんま疹の治療
一番大切なことは、原因やきっかけになるものを同定し、それを避けるということです。例えば、食べ物が原因の場合は、その食べ物を食べないようにします。圧迫が原因の場合は窮屈な衣類は避けます。寒冷じんま疹の場合は水温が低い所で泳ぐのを避けたり、寒い時はマフラーなどをして冷たい風に触れるのを避けます。
治療には抗ヒスタミン剤を使います。処方箋(せん)のものも市販薬もありますが、日本で処方箋が必要なアレグラ、ジルテック、クラリチンといった抗ヒスタミン剤がアメリカでは市販されています。1種類の抗ヒスタミン剤で効かない場合は、2-3種類の抗ヒスタミン剤を組み合わせて使うことがあります。
重症のじんま疹の場合は一時的に経ロステロイド薬を使用します。唇や舌の腫れ、呼吸が困難になるとエピネフリン(アドレナリン)という薬剤が必要になります。アナフィラキシーの可能性がある場合は、エピペン(エピネフリンの自己注射)をいつも所持しておきます。重症のじんま疹には、他のアレルギーの薬、抗炎症薬、免疫抑制剤なども使われます。