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コラム Column
ボストン在住ブロガーMs.Littlepondの 駐在妻的米国生活
03/16/22
アメリカに住んでも、駐在妻は英語が話せるようにはならない?
写真提供:by Ms.Littlepond
ボストン駐在妻ブロガーのMs.Littlepondです。
これから駐在妻になる人のためのブログPre駐妻.comを運営しています。
前回のコラムでは、私がアメリカ駐在妻になってから1年間は「ひきこもり駐在妻」をやっていたことをお伝えしました。
2018年に夫の転勤でマサチューセッツ州のボストンに住み始めて、何よりツラかったのは英語が話せないことでした。日常生活で言葉の壁を感じただけでなく、私が英語を話せないことが、家族に迷惑をかけているんじゃないかとも思ったからです。
そもそも、私は夫のアメリカ赴任が決まったときには、
「どうせ駐妻生活なんてやることないから、現地でESLに行けば英語もペラペラになれちゃうんじゃなーい?」
「帰国したら、英語が話せるカッコいい元駐在妻としてママ友から注目されちゃうわ〜♪」
と、当時の私にツッコミを入れられるなら「アラフォー純ジャパのくせにアホか?」と言いたいほど、痛すぎる妄想で脳ミソが埋め尽くされた状態でした。
しかし、それは幻想でしかないと気づいたのが駐在妻1年目。あったりまえですが、アメリカに住むだけでは、英語なんて話せるようにはならなかったのです。
そんな勘違い駐妻生活を始めた私の妄想とは裏腹に、当時8歳だった娘は現地校でガンガン友達を作り、夫は現地の同僚を毎週末のように家につれてきて、家族でホームパーティーにも招待されるようになりました。
娘の友達のパパやママとも英語で満足な会話ができず、ホームパーティーでは話の内容が99%理解できません。子どもの学校でのイベントも、ボランティアも、英語でブラブラブラ〜っと説明されてもさっぱりわからないので、参加しませんでした。
英語ができる夫に頼れればよかったのですが、忙しい夫は家や学校のことは私に任せきり。
「私の英語力は、アメリカ駐在妻として致命的だったんだ」
そう気づいた私は、日本人の駐在妻さんに誘われるがまま、現地のESLに通い始めました。
しかし、それも大きな誤算でした。
なんと、生徒は90%以上が日本人の駐在妻の皆さん。ヒマを持て余す妻たちが暇つぶしに来ているだけの、ただの駐妻交流会だったのです。
もう、イヤな予感しかありません。案の定、英語よりも日本語をしゃべっている時間が圧倒的に長い駐妻ESL。ここにいたら一生英語が話せるようにはならない、という危機感を持った駐在妻からどんどん退会していきます。
いつまでも残っているのは、英語を学ぶESLなのに日本語をしゃべりたい駐妻さんだけ。月謝の$100をドブに捨てているようなものだ、と感じた私も退会しました。
そこからなんとか自力で英語をやり直そう!と決意し、1年ほど試行錯誤を重ねた結果、今では夫の同僚や娘の友達のパパやママとも英語でコミュニケーションができるようになりました。
もしあなたが「英語ができないのにアメリカ暮らしを始めちゃったけど、やっぱり英語ができるようになりたい!」と思っているなら、駐在妻に必要な英語力と、私がそれを身につけるためにやったごくシンプルなことを、この記事にまとめてみました。
英語で悩んで、苦しんで、頑張ってみて、私が気づいたことは、「英語ができる駐在妻生活の方が、できないよりも100倍楽しい!」ということ。
ひきこもり駐在妻をやっていた頃と比べて、アメリカ人のママ友やパパ友からたくさんのことを教えてもらえるようになり、駐在妻としての人生が180°変わったからです。