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David Lee - THE LEE TEAM

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カテゴリー:不動産
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マイホーム、レンタルか購入か?純資産から見てみよう

さて、米国も2025年からのトランプ大統領の返り咲きで、彼が公言しているように、これからのアメリカはより国内経済の復活に向けて変化していくことが予想されます。皆さんの中にはこのまま家を借り続けるか、購入すべきかを迷っている方も多いのではないかと思います。私も実際に人々と接していてもよく聞かれる質問です。


私からの質問は、あなたが今銀行からPre-approved をもらっている状態で迷っているのでしょうか?もしまだであれば、まずはローンオフィサーに連絡をとり、必要な頭金、クレジットスコア、購入できる金額など、ご自身がどの地点にいるのかをはっきりさせることをお勧めします。よく頭の中でおぼろげに想像しているのと、現実にやってみると違うということがありますね。

なのでまずそれが第一のステップとなります。


話を戻しまして、Pre-approved をもらっているけどそれでも迷っているという方へ、その選択の助けになる重要な要素の 1 つとして、住宅を所有することで純資産をどれだけ増やせるかということ考えてみましょう。


連邦準備制度理事会(FRB)は 3 年ごとに消費者金融調査 (SCF) と呼ばれるレポートを発表しています。このレポートは、住宅所有者と賃貸人がどれだけの資産を持っているかを示しており、住宅所有者と所有者でない人の差は比べものにならないほど大きいです。(注:これは米国の全国平均の価格でカリフォルニア州のLAなどの都市部だけを見るとその差はさらに顕著です。)

 

平均すると、住宅所有者の純資産は賃貸人の 40 倍近くあります。以下のグラフをチェックして、その差をご自身で確認してください。



住宅所有者の資産がなぜこれほど高いのでしょうか?

このレポートの以前のバージョンでは、平均的な住宅所有者の純資産は約 255,000 ドルでしたが、平均的な賃貸住宅居住者の純資産はわずか 6,300 ドルでした。これは依然として大きな差です。しかし、最新の更新では、住宅所有者の資産がさらに増加し​​たため、差はさらに大きくなっています (下のグラフを参照)。

 SCF レポートには次のように記されています。
「… 2019 年から 2022 年にかけての純資産の中央値の増加は、現代の SCF 史上最大の 3 年間の増加であり、記録上次に大きい増加の 2 倍以上です。」

住宅所有者の資産が急増した最大の理由は、住宅の資産価値です。

資産価値(Equity) とは、住宅の価値と住宅ローンの残高の差です。住宅ローンを返済し、住宅の価値が上昇すると、資産価値が上がります。

過去数年間、住宅価格は大幅に上昇しました。これは、住宅を希望するすべての人のための住宅が不足したためです。この需要と供給の不均衡により住宅価格が上昇し、それが資産価値の上昇を加速させ、住宅所有者の純資産をさらに増やしました。

賃貸か購入かまだ迷っている場合は、次のことを知っておく必要があります。今年の後半は少し在庫が増えましたが、このコラムをお読みのあなたの都市部のエリアでは、まだまだ足りていません。

そのため、専門家の予測では、来年も更にこの数年よりは緩やかなペースですが全国的に価格が更に上昇すると予想されています。これはパンデミック中に見られたような急激な値上がりではありませんが、資産価値上昇の可能性も十分にあります。

ファースト アメリカンタイトル会社のエコノミスト、クセニア ポタポフ氏は次のように説明しています。

「住宅市場の変動リスクにもかかわらず、住宅所有は富の蓄積の重要な原動力であり、ほとんどの世帯にとって総資産の最大の源泉です。」

 

しかし、価格と在庫は地域によって異なりますので、あなたのいる地元の不動産エージェントから地元の傾向や、住宅所有に伴うその他の経済的およびライフスタイル上のメリットなどについても教えてくれまます。

その重要な情報は、今すぐ自分にとって最善の行動を決めるのに役立ちます。

住宅ローンサイトのBankrate の説明によると、

「家を借りるか買うかを決めるのは、コストだけではありません。長期的な財務戦略や個人的な状況も考慮する必要があります。どちらが自分に適しているか迷っている場合は、市場をよく知っている地元の不動産業者に相談すると役立つかもしれません。経験豊富な業者は、選択肢を比較検討し、より情報に基づいた決定を下すのに役立ちます。」

 

(結論)

今回のコラムで住宅を所有することで長期的に資産を増やすことができるということは理解いただけたかと思います。

冒頭の質問に対してもう一度お答えするとしたら、もしあなたが銀行からpre-approvedをもらっており、買える状態ならばなぜ迷っておられるのかをもう一度お考え直しください。

多くの場合は住宅購入に対する単なるFEARであったりします。金利はいずれ下がります。下がれば安い金利に乗り換えれば良いだけの話ですし、安くなれば市場が活性化してますます物件が買いにくくなるのは火を見るより明らかです。

そういう意味では今が良いタイミングと言えます。

まだ迷っておられる方、購入の一歩を踏み出したい方からのご相談をお待ちします。

davidleere@gmail.com


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デービッド・リーのプロフィール

David Tokizo Lee大阪生まれ、レストランや小売り店などのサービス業を営む家庭で育つ。1974年、大学生の時にハワイに初渡米。大学卒業後に念願の語学留学で本格的に渡米し、シアトル、ロサンゼルスのサンフェルナンドバレー、ハリウッド、ウエストサイド、サウスベイ、アーバインなど様々な地域で暮らしました。

初めての家の購入は1980年のハリウッドの小さな一軒家でしたが、その後、様々な地域に移り住みながらも本業の傍らで行なった6軒の不動産売買と不動産管理を経験する内に、不動産との縁に気づき、2002年に不動産免許を取得しエージェント業を開始しました。おかげさまで、今年(2024年)で22年目を迎えますが、これまで350軒を超える売買とリース契約のお手伝いをさせていただいています。その中には、住宅以外にも、商業物件、ビジネス案件、オフィスや工場のリースなどの様々な案件があります。