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カリフォルニアの不動産情報

保科みゆき - REMAX Associates

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カテゴリー:不動産
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借りている家の修理(オーナー?テナント?どっちの責任)

借りている家の修理はどこまでが、オーナーの責任で、どこまでがテナントの責任なのか、ご存知ですか?
ここでは分かりやすいようにいろいろなケースをリストしてみましたが、オーナー、テナントどちらの責任か、あなたは答えられますか?

① 家の天井裏にネズミが!
② トイレが詰まって溢れ出し、床にシミが!
③ アリの大群が家の中に!
④ 雨樋に木の葉が詰まって雨漏りの原因に!
⑤ 電話線にやたらと雑音が入りはじめて!
⑥ シャワーのドアのすきまから水が漏れ始めて!
⑦ 玄関ドアのノブが壁に穴をつけてしまって!

一般には、①〜⑦まですべてがオーナー側の修理責任の範囲となります。 ただし、ハッキリとブラックアンドホワイトではなく、その状況によっては、テナントにも責任が出てくる場合もありえるのです。

①のネズミのケースは、家の外側のどこかにネズミの入り込める穴がある為におきた事なのでテナントには何の責任もありませんが、たとえば、②のトイレの詰まりに気づいていながらさらにトイレの水を流した事が、フロアーの水浸しの原因となると、そのフロアーのダメージの責任はテナント側ともなりえます。

③のアリ問題ですが、キッチンのカウンターやフロアーにクッキーの食べかすが散らばっていたりなど、どの程度片づけられているかどうかが問題点になると思います。

④の雨樋の詰まりについては、実際にオーナーからテナントへ修理費を請求されたケースもありますが、これは地上からみただけでは分かりづらいので、テナント側の責任にはなりませんでした。

⑤の電話線は、一応電気配線の扱いとなりますのでオーナー側の家のメインテナンスとなります。

⑥の水回りの問題は、コーキングと呼ばれるタイルやカウンター、シンクやバスタブなどの回りのメインナンス範囲となります。ただし、コーキングが黒ずんできたり破れた状態に気がついたらすぐにオーナーに知らせる義務はテナント側の責任です。
⑦のドアノブによる壁の損傷は、普通に開け閉めしていれば起きない事なのでテナント側の責任と言えるでしょう。 もちろんドアストッパーが付いているという仮定での話しですが。


通常の使用による擦り切れや故障は、オーナー側のメインテナンス範囲となります。 ただし、何か故障が起きた時にそれに対して、オーナー側への知らせなどを怠った為に起きた被害に対しては、テナント側の責任となり得ますのでご注意ください。

テナントがオーナーに何度修理を要求しても、直してくれないというケースがあります。この場合は、オーナーがリーズナブルな期間内に修理を行なわないと言う理由で、テナントが修理を依頼してその費用を次の月のレントから差引くといったケースも法廷では認められています。