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ゴルフコラム

曽我部彰信 - California International Golf Academy 

曽我部彰信 - California International Golf Academy 

カテゴリー:スポーツ
Carlton Oaks International Golf Academy9200 Inwood Dr.Santee, CA 92071
TEL: (619) 504-5032 / FAX: (619) 258-9287

ゴルフのゲームを左右する5つの要素−メンタル編(1)

下記の図のようにゴルフゲームを左右する要素としてメンタル、技術、体力、戦略、道具が挙げられます。

これらの要素を磨いていく事でゴルフが上手くなっていきます。今回はメンタルについてお話します。

心の状態と言うのは、前回お話した戦略同様に見えづらい分野なので、ややもすると余り重要視されません。目に見える体、スイング、道具などの要素ばかりに意識がいきがちになり、それらのみがゴルフのゲームを左右するのだと思ってしまうかもしれません。しかしゴルフは心理状態がかなり反映されるゲームなのです。それでは何故、ゴルフは メンタル部分が 特に大切なのか、その理由をいくつか挙げていましょう。

○個人スポーツ
当然のことながら個人競技の場合、自分で行った事はほとんど全て自分のせいとなります。団体競技の場合は1人が弱気になっても影響がそれほど出ない場合もありますが、個人競技では自分の心理状態が自分の動きに直接影響を及ぼし、そして結果につながります。相撲の世界でも心・技・体と言い、心を一番大切な要素として教えられます。

○実際にスイングしている時間
ゴルフを4人ですると1ラウンドに約4時間半かかります。しかしこの4時間半の内、実際に自分がスイングしている時間のトータルは数分に過ぎません。他の時間は移動、他の人のプレーを見る、待つ、スイングの準備をするなどの時間で、ゲーム全体の時間における実際のスイングの時間がいかに少ないかが分かります。つまり考える時間がかなりあるので、心の状態には気をつけなければなりません。

○動作中にも考える余地
止まっているボールを打つという事は、動作はすべて自分から始める事になります。球技のほとんどは動いているボールに対して体を動かしますし、格闘技でも動いている相手に対して体を反応させます。つまり反射神経や自分の本能を使って体を動かすので、動作中には考える余地はあまりありません。一方ゴルフスイングの様に動作を自分から始めるという事は、それだけ動作中にも考える余地ができ、反射神経や本能を発揮しづらくなります。スイング中に技術的な事を考え過ぎて、スイングがぎこちなくなってしまうことは良くある事です。

正しく考える事を求められるスポーツのゴルフ。ゴルフを上手くなろうと修練する事で、心の修練にもなる事が大いにあるのです。

ゴルフに関する質問等ありましたら、お気軽にお問い合せご相談下さい。asogabe@aol.com