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コラム Column

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塚越悦子

サンディエゴの公立小学校:School Year 2012-2013

先日、長男の通う小学校で不定期に行われている、校長先生とのインフォーマルなミーティングに行ってきました。これは希望する保護者を集めて、校長先生とざっくばらんに話をするというものです。9月から何度か出席してきましたが、校長先生からは毎回のように「予算削減の危機」について現状の報告や、学校側、そしてPTAがどんな活動をしているかという説明があります。
今回もSchool Year 2012-2013つまり今年9月から始まる年度の予算についてお話がありました。それによると、San Diego Unified School District(SDUSD)では、キンダーから3年生まではクラスの人数は現在24人までとなっているのですが、来年度は31人までに引き上げられるそうです。クラスに入るアシスタントを雇う資金もカットされる予想だそうで、キンダーのクラスの先生はさぞ大変だろうとしきりに話していました。長男の学校でも、図書館担当の先生や音楽の先生はPTAが保護者やその他のスポンサーから集めた資金によってまかなわれています。カリフォルニア州の経済悪化が、教育という最も大切な部分にもかなりの影響を与えている様子が伺えます。
また、小学校への就学年齢の変更に伴うトランジション・キンダー・プログラム(TK)の現状ですが、こちらの地図で、カリフォルニア中の教育区でTKプログラムを行う方針のところと、当面行う予定でないところが見られます。サンディエゴ地区では、San Diego Unified School District(SDUSD)およびPoway Districtが、TKプログラムを行う方針である教育区としてあげられています。つい先日、SDUSDの担当者と話したところでは、現在のところ9つの小学校で行われているTKプログラムは来年度も続行し「9月・10月が誕生日の子どもは、希望すればTKに登録できる」という方針になっています。11月生まれの子どもについては、州予算が最終的に通過するまでは明確なことは言えないものの、関係者の見込みでは「おそらく州知事の予算削減案は却下され、当初の予定通りになるだろう」ということでした。またSDUSDではさらに20の学校でTKプログラムを行うべく、現在「どの学校でオファーできるか」を検討中とのことでした。5月中旬に州の予算案の改訂版がでる頃には、何らかの方針が定まる見込みとのことです。毎日更新の「成功する国際結婚の秘訣!『国際結婚一年生』著者:塚越悦子公式ブログ」では、国際結婚を真剣に考える方、そしてサンディエゴで子育てをする方にとって役立つ情報を発信しています。このトランジション・キンダー・プログラムの顛末の行方についても随時掲載していきます。こちらも合わせてご覧ください。