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コラム Column
Alpha Dental歯科医院
11/02/20
歯周病予防は定期的な歯のクリーニングが大事
日本人が歯を失うもっとも大きな原因は歯周病(歯槽膿漏)で、成人の80%がかかっていると言われています。初期は自覚症状があまりありません。歯周病になると歯槽骨が溶けて歯を支える骨がなくなって歯がぐらぐらになり、歯周ポケットにバイ菌が繁殖して、放置していると膿が歯の間からにじみ出て口臭がひどくなり、最後には歯を抜く結果になってしまう病気です。
歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目の溝で、歯は歯茎とぴったりつながっているかのように見えますが、実は歯と歯茎の間にはわずかな隙間があります。どの歯も必ず一周取り巻かれている溝で、この深さは健康な歯茎では1~3ミリ、中程度の歯周炎があると3~5ミリ、歯周病が進行した場合は6ミリ以上になることがあります。歯周ポケット内に溜まったお口の汚れ(プラーク)の中では細菌が繁殖しやすく、硬くて歯ブラシではとれない歯石もできて、歯茎の炎症を進めます。つまり歯周ポケットが深いということは、歯を支えているはずの歯槽骨がなくなっていることを表します。
歯周病は単に口の中だけの病気ではなく、全身の健康にも影響があることがわかっています。また、歯周ポケットのある人は、心臓、血管病との関連が指摘されています。糖尿病患者の歯周ポケットの浸出液中には、歯周病を進行させる炎症性物質が多いために歯周病が進行すると考えられ、同時に歯周病が糖尿病を悪化させている可能性も考えられます。 また遺伝的な要素もあり、家族で重症の歯周病にかかったことがある家系では特に注意が必要です。また喫煙は、歯周局所で防御反応をする白血球の機能を低下させたり、血管を収縮させて歯肉の血行を悪くさせるため、歯周病原菌に対する抵抗力を低下させます。
歯周病の予防は毎食後、口腔内の掃除が必要です。歯垢は強くこすることで取れるものではなく、ゴシゴシ磨くとかえって歯が削り取られてしまいます。柔らかめの歯ブラシで丁寧に磨きましょう。また振動で歯垢を落とす電動歯ブラシもお勧めです。歯間の汚れは歯ブラシで届かないので、デンタルフロスで取り除きましょう。デンタルフロスが苦手な方はウオーターピックをお勧めします。ただ毎日頑張って歯磨きしても、どうしても取り残しが蓄積されるので、定期的に歯科衛生士に歯垢除去をしてもらうクリーニングが必要です。日本人(アジア人)は歯石が溜まりやすいです。
普通のクリーニングでは除去できない深い部位の歯垢・歯石は、局所麻酔を施し、頑固に付着した歯石を取ります。(ディープクリーニング) さらにひどい場合は、レーザー治療を行うか、歯茎を切開する外科手術を行います。歯周ポケット内にある汚れ(歯垢や歯石)を取り除き、歯茎の炎症を抑えて引き締め、これ以上歯槽骨が溶けてなくなるのをくい止める治療です。治療を行うと歯茎が引き締まってポケットは浅くなります。歯茎が引き締まると歯の根が見えてくるため、見た目にはまるで歯が伸びだしたように思われますがそうではありません。治療前はハグキが腫れあがって歯の根が隠されていたに過ぎないのです。
アメリカでは一般に6ヶ月に1度は歯の定期検診と同時に歯のプロフェッショナル・クリーニングを受けることが習慣になっています。 多くの保険のプランが、1年に2回の検診、クリーニングは、80-100%カバーしてくれます。定期的な検診で虫歯を早期発見すれば治療も簡単に済みます。また歯科医院での定期的なプロフェッショナル・クリーニングが、歯茎の病気を予防します。
歯周病のサイン
これらの症状がないからと言って歯周病でないとは限りません。年に2回は歯科医による検診と歯科衛生士のよるクリーニングを受けましょう。
歯周ポケットとは、歯と歯茎の境目の溝で、歯は歯茎とぴったりつながっているかのように見えますが、実は歯と歯茎の間にはわずかな隙間があります。どの歯も必ず一周取り巻かれている溝で、この深さは健康な歯茎では1~3ミリ、中程度の歯周炎があると3~5ミリ、歯周病が進行した場合は6ミリ以上になることがあります。歯周ポケット内に溜まったお口の汚れ(プラーク)の中では細菌が繁殖しやすく、硬くて歯ブラシではとれない歯石もできて、歯茎の炎症を進めます。つまり歯周ポケットが深いということは、歯を支えているはずの歯槽骨がなくなっていることを表します。
歯周病は単に口の中だけの病気ではなく、全身の健康にも影響があることがわかっています。また、歯周ポケットのある人は、心臓、血管病との関連が指摘されています。糖尿病患者の歯周ポケットの浸出液中には、歯周病を進行させる炎症性物質が多いために歯周病が進行すると考えられ、同時に歯周病が糖尿病を悪化させている可能性も考えられます。 また遺伝的な要素もあり、家族で重症の歯周病にかかったことがある家系では特に注意が必要です。また喫煙は、歯周局所で防御反応をする白血球の機能を低下させたり、血管を収縮させて歯肉の血行を悪くさせるため、歯周病原菌に対する抵抗力を低下させます。
歯周病の予防は毎食後、口腔内の掃除が必要です。歯垢は強くこすることで取れるものではなく、ゴシゴシ磨くとかえって歯が削り取られてしまいます。柔らかめの歯ブラシで丁寧に磨きましょう。また振動で歯垢を落とす電動歯ブラシもお勧めです。歯間の汚れは歯ブラシで届かないので、デンタルフロスで取り除きましょう。デンタルフロスが苦手な方はウオーターピックをお勧めします。ただ毎日頑張って歯磨きしても、どうしても取り残しが蓄積されるので、定期的に歯科衛生士に歯垢除去をしてもらうクリーニングが必要です。日本人(アジア人)は歯石が溜まりやすいです。
普通のクリーニングでは除去できない深い部位の歯垢・歯石は、局所麻酔を施し、頑固に付着した歯石を取ります。(ディープクリーニング) さらにひどい場合は、レーザー治療を行うか、歯茎を切開する外科手術を行います。歯周ポケット内にある汚れ(歯垢や歯石)を取り除き、歯茎の炎症を抑えて引き締め、これ以上歯槽骨が溶けてなくなるのをくい止める治療です。治療を行うと歯茎が引き締まってポケットは浅くなります。歯茎が引き締まると歯の根が見えてくるため、見た目にはまるで歯が伸びだしたように思われますがそうではありません。治療前はハグキが腫れあがって歯の根が隠されていたに過ぎないのです。
アメリカでは一般に6ヶ月に1度は歯の定期検診と同時に歯のプロフェッショナル・クリーニングを受けることが習慣になっています。 多くの保険のプランが、1年に2回の検診、クリーニングは、80-100%カバーしてくれます。定期的な検診で虫歯を早期発見すれば治療も簡単に済みます。また歯科医院での定期的なプロフェッショナル・クリーニングが、歯茎の病気を予防します。
歯周病のサイン
- 歯磨きに時間をかけない
- 歯並びが悪い
- 喫煙する
- 1年以上クリーニングを受けていない
- 口臭がある
- 歯磨きなどで歯肉から出血する
- 歯肉が赤紫に変色している
- 歯肉が腫れている、ブヨブヨしている
- 歯が長くなってきた、歯と歯の隙間が大きくなった、歯が動いた、もしくは離れてきた
- 歯がグラグラしている
- 歯肉から膿が出る、変な味がする
- 噛み合せが変わってきた
- 糖尿病がある
これらの症状がないからと言って歯周病でないとは限りません。年に2回は歯科医による検診と歯科衛生士のよるクリーニングを受けましょう。