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Alpha Dental歯科医院
12/02/19
治療後の歯の痛み
虫歯を削った後に痛むことがあります
歯の神経を取ることなく、歯髄を残す治療法を行なったような場合、治療前にすでにむし歯が深い場合が多く、その虫歯の部分を完全に取り除かなくてはなりません。その結果どうしても神経に近いとことまで削る結果となり、治療後に軽い痛みが出たりします。
また治療中の機械的刺激、修復材料などに使用する薬剤の刺激などによって、治療後もしばらく痛みが取れなかったり、冷たい物、熱い物がしみたりすることがあります。
しかしこれも二次象牙質ができれば、だんだんとしみなくなってきます。 しみやすい状態がしばらく続くと歯は神経を守ろうとして、神経を囲むようにに新しい象牙質を作り、だんだん刺激が神経に伝わりにくくなりしみにくくなってきます。しみなくなるまでの期
間は歯の状態や個人差にもよりますが、1~2週間から数ヶ月かかる場合もあります。しばらくは熱いもの、冷たいものをできるだけ避けて、自然におさまるのを待ってみて下さい。
また詰め物などの噛み合わせが部分的に強くなってしまうと、歯の根っこの周りに炎症が起きる可能性もありますので、必ず交合調節してもらいましょう。
しかしあまり長く痛みが続く場合や、ひどく苦痛を伴う場合には、歯科医に相談してください。神経を取ってしまうのはあくまで最後の手段ですが、やむを得ず神経を取らないといけない場合もあります。
神経を取った後に痛むことがあります
神経を取った後3-4日位は歯が響くような感じがあったり、歯が浮いた感じがして強く噛むと痛みを感じてしまうこともあります。神経を取るというとは、神経を途中で切っているということなので傷になって、歯の根の周りに軽い炎症が残ってしまいます。神経を取った歯は強く噛み合わないように削ってありますが、しばらくはその歯で噛まないようにしてください。
また歯の根の先に膿がたまっている場合、神経の管をお掃除して消毒すると中のばい菌が急に活発に活動し始めてしまうときがあります。この場合,今まで痛みがなくても治療後に痛みや咬むと違和感があるというような症状がでてしまいます。これは少しづづ、中の菌の状態が変わって良くなってきていると言うことですので心配は入りませんが、あまり痛みひどい場合は歯科医にご相談ください。
歯石をとったあと歯がしみることがあります
歯石を取ると、今まで歯ぐきや歯石に隠れていた歯の根の面が表に露出してしまい、歯はしみてしまいます。歯は歯石という菌の固まりによって覆われていたのですが、それを取ることによっていきなり外からの刺激を受けるためにしみてしまいます。しかししみるからといって歯石をそのままにしておくと、歯はどんどん汚れてしまうので、結果として歯槽膿漏が進行して痛みの原因となってしまいます。年に2回は歯科医院で歯石を取ってもらい、しっかり歯磨きをして歯槽膿漏の進行を抑えていけば自然にしみなくなってきます。
抜歯後、どんなことが起きますか?
1.痛みが出ることがあります
歯を抜いて麻酔が切れた後には痛むことがあります。とくにしたの親知らずを抜いた後にはほとんどの方が痛みを感じます。痛いときには我慢をせずに、歯科医院で処方されたとおりに痛み止めを飲んでください。
2.腫れることがあります
歯を抜くと顔が腫れることがあります。これもとくに下の親知らずを抜いた後に多く見られます。 腫れは2,3日後をピークに次第におさまっていくのが一般的です。
3.冷やしすぎないでください
抜歯後に顔が腫れるのは、体が熱でばい菌を殺そうとする働きから起こります。それを冷たい氷の入った水などで冷やしてしまうと、ばい菌も殺せず、腫れたところが戻りにくくなってしまうこともあります。
痛み止めを飲んでも痛みが辛く、どうしても冷やしたいときは水道水ぐらいの温度の水で冷やすようにするか、アイスパックを15分冷やし15分休んでの繰り返しをマメにしましょう。
4.抗菌薬をしっかり飲んでください
抜歯は目に見えなくても体に負担がかかってます。抜いたところからばい菌が入って、ひどいときは心臓までばい菌が回り、死に至ることもあります。抜歯後に出されている抗菌薬は、ばい菌が悪さをするのを押さえる働きがありますので、出された日数分をしっかり飲みきってください。
抜歯後、なかなか血が止まらない
歯を抜いた後にいくつか守っていただきたいことがあります。
「血に関係すること」
1.抜いた後20-30分ぐらいはガーゼを噛む
歯を抜いた後の出血は圧迫止血(あっぱくしけつ)、つまりぎゅっと押さえておくことが一番効果的です。それでも止まりにくいことが、たまにありますので、そのようなときは清潔なガーゼを、抜いた場所を圧迫するようにもう20分ほど当てて噛んでください。当院では小さなガーゼを滅菌封筒にいれて、患者さんに差し上げることがあります。
2.当日は長風呂、運動、アルコールは避ける
どきどきするようなことは血の流れを良くしてしまい、出血が止まりにくくなるため避けてください。
3. 抜歯当日には何度も口をゆすいだり、つばを吐いたりしすぎないまたストローも使わない。
抜いた後は血が出るので気になってつい口をゆすいだり、つばを吐いたりしますが、抜いた穴が塞いでいた血餅(ゼリーのようなかさぶた)が流れてしまい、なかなか血が止まりません。
4.気にしすぎもよくありません
血は赤いのでつばと混ざるとたくさん出ているような気がしてしまいます。けれども抜いた当日と翌日まではつばににじむぐらいの血はでるものです。気にしすぎると、ついついゆすいだりつばを吐いたりしてしまうので、にじむぐらいは心配いらないと思ってください。
抜歯した箇所の扱いは
抜歯後なるべく2,3日は反対側の歯で食事をするようにしましょう。
1. 翌日(24時間)以降はよくゆすぐ
翌日以降血が止まった後は、歯を抜いた後の穴に食べかすなどが詰まらないよう、食後は良くゆすいでください。
2.ハブラシ、爪楊枝、指でつつかない
歯を抜いたところは、血が固まって血餅(ゼリーのかさぶた)ができ。埋まってます。血が固まるまではハブラシなどでつつくと、蓋になっている血餅がとれてしまい、後で痛む原因になります。また食べ物が詰まって気になっても、爪楊枝や指でとるとばい菌が入り、治るのを妨げたり、膿んだりする原因になることがあるので、避けてください。
3. 抜糸にはきちんと来て下さい
抜いた場所が早く治るように糸で縫うことがあります。糸は1週間くらいで抜くのが普通です。糸を抜かずに放置すると、そこからばい菌が入ることがありますので、糸は必ず抜いてもらってください。
4. 抜いた後が完全に治るのは3ヶ月後
歯を抜いたところは1ヶ月くらいは穴があいています。そしてまわりと同じように平らになるのは3ヶ月後といわれてます。抜く歯によって違いますが、基本的に抜いた後に本歯を入れるのは3ヶ月過ぎてからがもっとも好ましいといわれてます。