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新学期
日本で新学期といえば入学式。
桜並木の中親と一緒に学校へ行き、クラス分けを見て、校長先生の話を聞く。そう言った思い出をもつ人も多いと思いますが、アメリカには日本のような入学式はありません。
まず新学期は秋(9月ごろ)に始まります。
新学期初日だからと言って特別な式などを行わない学校が主流なため、親と一緒に学校へ行く必要はありません。普段通り、徒歩やバスで登校など普段と変わりません。
新学期一日目は、事前に知らされたクラスへ直接行きます。
小学校は授業ごとに教室がかわることがないので、一日目はホームルームで自己紹介や新しいクラスメイトと打ち解けるためのゲームなどで始まり徐々に授業へと入って行きます。
中学、高校になると各授業ごとに教室がかわるため、初日から普通に授業が始まる場合がほとんどです。日本のようにホームルームと呼べるクラスもない学校がほとんどです。普段の授業に入る前に、少なくとも最初のひとときは自己紹介で始まります。授業ごとにクラスメイトが入れ替わるため、最初は自己紹介を何度もしなくてはなりません。
また、特に人数の少ない学校では、体育や音楽などの授業は複数の学年が混ざってクラス分けされるため、別学年の生徒との交流も日本より多いでしょう。また数学などは生徒個人の実力に合わせてクラス分けされるので同じ授業を受けているから同じ学年とはかぎりません。
冒頭で説明したように日本の入学式でよくみる校長先生の挨拶や新入生代表の挨拶などは存在しません。新しい学校へ行った場合、初めて全校生徒で集まるのは新学期に入ってから何週間も後になるかもしれません。入学とは関係のないassemblyと言うイベントや生徒会の役員を決める選挙などになるでしょう。
大学に入ると”Freshman Convocation”などの 案内が新学期前に送られて来る学校があります。おそらく一番日本の入学式に近いイベントでしょう。これは新しく入って来る新入生を歓迎する式で参加は自由ですが、事前に出席人数を提出しなければならない場合があります。主に新入生と家族で参加し、ゲストスピーカーなどを学校が招いて行われます。学校によっては、式の後に食事会や校内案内などがあります。